野球用語

【野球】オープナーとはどういう戦術?メリット、デメリットを解説

野球におけるオープナーとは、野球の新しい戦術の1つで、本来は先発投手ではない中継ぎ専門の投手を先発投手として起用して、その後に本来の先発投手を登板させるという戦術のことです。

先発投手の数が少ないチームなどで取り入れられることが多い、このオープナーのメリットやデメリットとはどのようなものなのでしょうか?

オープナーの役割とは?どんなもの?

オープナーというものは、近年取り入れられるようになった野球の新しい戦術です。本来は先発投手が試合を作るために最初に登板するのが一般的ですが、このオープナーは本来は中継ぎ、リリーフを専門としている投手を先発させてその後で、本来の先発投手を登板させるというものです。

 

元々は、メジャーリーグのレイズがよく用いている戦術として知られています。

オープナーについてはこちらの動画も参考になるでしょう。

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オープナーのメリットについて

現代の野球においては先発、中継ぎなどと役割がきっちりと分かれているのが一般的ですが、なぜこのように奇策とも言えるオープナーを導入するのでしょうか?オープナーのメリットとして言われているものとしては次のようなものがあります。

オープナーのメリット
  • 一番点が入りやすいと言われている初回をリリーフ専門の投手に任せることができる。
  • 本来の先発投手が相手の上位打線と対戦する回数を減らすことができる。
  • それによって本来の先発投手に長い回を投げてもらうということを期待できる。

以上がメリットとしてあります。

野球の場合には一番点が入りやすいと言われているのが初回です。

その初回に本来はリリーフ専門の投手をあてることで初回の失点を防ぎ2回以降本来の先発投手にバトンタッチすることで、先発投手に長い回を投げてもらうように期待するというものです。

また、初回には上位打線と対戦をすることになりますが、初回にリリーフ専門の投手に抑えてもらうことで、上位打線との対戦する回数を減らすことができるというのもメリットであると言われています。立ち上がりが苦手な投手、どうしても2巡目、3巡目で相手に捕まりやすい投手などには効果的と言えるでしょう。

オープナーのデメリットについて

オープナーについてはメリットがある一方で、当然ですがデメリットも存在しています。では、どのようなデメリットがあるのでしょうか?

 

オープナーは継投あっての作戦と言えます。2回以降に投げる本来の先発投手がよいピッチングをしてくれればよいのですが、崩れてしまうとさらに中継ぎを消費することになりますので、ブルペンへの負担がかかります。

 

さらに、そもそもこのオープナーで投げる中継ぎ投手に対しての評価が難しくなるという点です。セーブやホールドが付くわけではありませんし、そもそも何をモチベーションとしてマウンドにあがるのかということも気になります。

 

また、オープナーはあくまでも先発投手が足りないというチームで使われている戦術であり先発投手の数が揃っているチームで使っても大きな効果があるのかが疑問です。このように、オープナーには多くのメリットがあるのと同じようにデメリットも存在しているということを理解しておく必要があります。

オープナーの役割まとめ!

オープナーとは近年取り入れられるようになってきた新しい野球の戦術で、本来は中継ぎの投手が最初に投げて2回以降に本来の先発投手がマウンドにあがるという戦術です。

失点しやすい初回を中継ぎ専門の投手に任せることができる。上位打線と対戦する機会を減らすことができるというメリットがあります。しかし、メリットだけでなくデメリットもあるので、本当にオープナーという戦術が有効であるかどうかはまだまだわからないというのが現状です。

 

オープナーとは
  • 中継ぎ投手が先発し、2回以降に本来の先発投手を登板させるという戦術
  • 失点しやすい初回を中継ぎ専門の投手に任せることで失点のリスクを回避することができる
  • 先発投手の負担を減らし、長いイニングを投げさせることができる
  • 策がハマらなかったときには、ブルペンへの負担がかかることも



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