甲子園にほど近い大阪地区は古くから最激戦区ともいわれており、各時代で全国を代表するような強豪校が熱戦を繰り広げてきました。
全国的な王者といえども府大会は甘くないために思わぬチームに苦戦するといったドラマが生まれています。
また、このような試練を乗り越えた代表校は甲子園でも苦境に負けない集団となる背景があるようです。
- 無敵の絶対王者 大阪桐蔭高校
- 全国レベルの宿敵 履正社高校
- 平成初期に躍進 上宮高校
- 甲子園といえば PL学園高校
- レジェンド擁した浪商 大体大浪商高校
⇒【高校野球】どこが強い県??甲子園で活躍している都道府県の特徴と実績などを紹介!
大阪桐蔭高校
すっかり高校野球の王者として君臨する大阪桐蔭は初出場のセンバツでノーヒットノーラン、その夏に全国制覇とデビューから衝撃的でした。
その後は監督の交代や他の強豪にマークされたのか少し甲子園から遠ざかりますが、徹底した強化もあり中村剛也、中田翔などを輩出すると2008年に夏優勝、2012年には藤浪と森のバッテリーで春夏連覇と初出場の平成以降で7回の優勝を誇っています。
吹奏楽部もトップレベルの演奏でもはや甲子園の象徴的なチームになっています。
履正社高校
2010年代以降は大阪桐蔭のライバルとして府大会でも黄金カードとして人気を集めています。
台頭してきたのは設備面の充実ですが、大阪桐蔭は部員が寮生活を送るのに対して通学制をとっているため選手の自主性を重んじた指導です。
そのなかでT-岡田、山田哲人などの強打者を輩出していることが関西地区の球児から支持されています。
今後も切磋琢磨するなかで全国の頂点を狙う激しい戦いが続いていくことが予想されます。
上宮高校
司馬遼太郎の出身校としても知られる歴史ある仏教系の私学です。
野球部も古くから活動していましたが、躍進したのは平成元年のセンバツで元木大介を中心に準優勝、夏もベスト8で全国的に知られることとなります。
その後、悲願のセンバツ優勝を果たすと以降は学校の方針もあってか上位を他校に譲ることとなっています。
今後再び甲子園で観る日が来るのか注目したいところです。
PL学園高校
甲子園といえば、80年代を席巻したこの学校です。
甲子園初優勝時は「逆転のPL」といわれた粘り強さが印象的でしたが、やはり桑田真澄、清原和博を擁して春夏で優勝、準優勝各2回の実績は強烈なインパクトを与えました。
以降も立浪和義、松井稼頭央などプロ野球界には多くの名プレーヤーを送り出しており、松坂世代での横浜高校との延長での熱闘も記憶に新しいです。
しかしながらチームは事情により休部となってしまいましたが復活はあるのでしょうか。
大体大浪商高校
目の肥えた年配の高校野球ファンには大阪といえば「浪商」という答えが返ってくるでしょう。
戦前~戦後に春夏2回づつの甲子園優勝経験があり、張本勲や優勝投手ながら中退してプロ入りした尾崎行雄などの伝説的な選手が在籍していました。
その後は牛島-香川のバッテリーでセンバツ準優勝したことで復活の兆しを見せましたが有力選手が他校へ集中してしまうためか上位進出止まりに終わってしまうケースが多いです。府大会での戦いぶりもチェックしてみましょう。
⇒高校野球の強豪校まとめ!都道府県ごとに学校の特徴などを紹介!
大阪府の強豪校まとめ!
大阪桐蔭の強さは毎年複数の投手が揃っていることから府大会でも盤石ですが、履正社は常にその存在をマークしてチームを構成、分析しています。
夏はシード権がないため、どこで当たるのかによっても試合内容が変わる可能性もあります。また他校も勝ち上がってくる強豪はクセ者が揃うような、すんなりと勝てない相手が多いために投手戦や乱打戦など見逃せない試合が期待できます。
- 無敵の絶対王者 大阪桐蔭高校
- 全国レベルの宿敵 履正社高校
- 平成初期に躍進 上宮高校
- 甲子園といえば PL学園高校
- レジェンド擁した浪商 大体大浪商高校