群馬県といえば、県庁所在地の前橋や新幹線が停車する高崎が2大都市といわれますが高校野球界で最初に県を代表する存在で認知されたのは桐生といえるでしょう。
60年代頃までは県内の有力選手は桐生高校を目指しているほどの存在感でした。
以降は前橋、高崎の学校も台頭しますが各地域とも学校は変われどもその地域のプライドをかけた戦いがファンともども繰り広げられています。
- 初出場で優勝 前橋育英高校
- 群馬初の優勝校 桐生第一高校
- しぶといマエコウ 前橋工業高校
- 昭和のファン待望 桐生高校
- 「機動破壊」の威力 健大高崎高校
⇒【高校野球】どこが強い県??甲子園で活躍している都道府県の特徴と実績などを紹介!
前橋育英高校
かつての日本代表、故・松田直樹選手を輩出するなどサッカー部が全国的な強豪として有名です。
野球部の強化はやや遅く2010年代から甲子園に登場しました。
チームは日大藤沢で山本昌投手の1年先輩であった荒井直樹監督が率いると息子の海斗選手が主将を務めて、2年生エース・高橋光成の活躍で2013年夏の甲子園で初出場ながら優勝を飾りました。
あくまで県内選手のみでチーム構成をしており、健大高崎との代表争いに注目です。
桐生第一高校
平成時代の群馬を代表する高校です。
甲子園への出場も90年代以降でありながら、1999年夏の大会では左腕エース・正田樹投手を軸として群馬県に初の優勝をもたらしました。
以降も本格派の投手をプロ野球へ送り出すなど育成力には定評があります。
2010年代以降は新たな私学勢の台頭や監督交代などの影響もあって代表からは距離を置いていますがタテジマのユニフォームは県内では存在感を示しています。
前橋工業高校
伝統ある県立の高校です。
同じ市内にある前橋高校を「マエタカ」と呼ぶため、こちらが「マエコウ」の愛称を持っています。
出身選手としては西武ライオンズで活躍し、監督まで務めた渡辺久信投手が1年夏に甲子園で登板しており既にその速球を披露しています。
以降は1996~1997年に2年連続でベスト4に進出するなど全国でもしぶとい野球を展開しました。
私学の体制が強化されるなかで公立校の意地を見せて欲しいものです。
桐生高校
県内では「キリタカ」と呼ばれており、地元を代表する伝統進学校です。
野球部は旧制中学時代の戦前から全国の舞台に立っており、卒業後まもなく監督に就任した稲川監督が選手を下宿させながら工夫を凝らしたトレーニングなどを導入した熱血指導で強豪校になりました。
県立の進学校ゆえに入学難も影響して、晩年は定時制への入学選手なども主力になっていました。
監督の逝去後は1978年の春夏出場が平成までで最後の甲子園になっていますが、昭和のファンは再度その土を踏むことを待ち望んでいます。
健大高崎高校
かつては女子校であり、2001年に共学化で現校名になった野球界では新しい高校です。
正式校名は「高崎健康福祉大学高崎」ですが、すっかり健大高崎でお馴染みになりました。
定着の理由は野球部の躍進であり、地元出身の青柳監督が「起動破壊」をテーマにした徹底的に足を使う攻撃でセンバツ初出場でベスト4に進出すると、以降も大阪桐蔭や龍谷大平安を破るなど全国の強豪校のスキを突く野球で驚異的な存在になっています。
⇒高校野球の強豪校まとめ!都道府県ごとに学校の特徴などを紹介!
群馬県の強豪校まとめ!
群馬の高校野球界は、健大高崎と前橋育英が2強を構築しつつあります。
いずれも走力や投手力、守備力などチームの軸となる土台を確立して全国でも通用する能力を備えた高いレベルの争いを演じています。
また前橋工やアニメ・「タッチ」のモデルとされる前橋商を含めて公立校にも地元の熱い応援が集まっており、容易には勝てない群馬の高校野球にはいつもドラマが生まれる予感です。
- 初出場で優勝 前橋育英高校
- 群馬初の優勝校 桐生第一高校
- しぶといマエコウ 前橋工業高校
- 昭和のファン待望 桐生高校
- 「機動破壊」の威力 健大高崎高校
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