野球用語

甲子園にあったラッキーゾーンってなに?そして、撤去の理由は?

甲子園にあったラッキーゾーンとは、1947年にホームランが出やすくなるようにするために作られたもので、通常の外野フェンスの約20m前に人工的にフェンスを設置してそのフェンスをノーバウンドで超えればホームランとされることになったものです。

そのゾーンのことをそう呼んでいました。現在ではなくなっていますが、そもそもなぜ撤去されたのでしょうか?

甲子園に昔あったラッキーゾーンとは?

甲子園に昔あったのがラッキーゾーンと呼ばれるものです。

これは何か?についてですがホームランが出やすくなるために、意図的に通常の外野フェンスよりも約20m前にフェンスを設置してそこをノーバウンドで超えればホームランとなったもののことです。

甲子園はとても大きな球場で、ホームランが出にくい球場とされていました。

そこで、野球の醍醐味でもあるホームランを出やすくするために設置されたのが、このラッキーゾーンです。これを設置したことによってホームランが増加しました。

ラッキーゾーンがなくなった理由について

この甲子園球場に設置されていたラッキーゾーンについてですが1991年のオフに撤去されました。

そもそもホームランを出やすくするという目的で設置されたラッキーゾーンがどうして撤去されたのでしょうか?

理由は、野球用具の品質が上がり、打球の飛距離が伸びるようになったことや、他にも広くて大きな球場が建設されるようになったことから、撤去されることになりました。

 

これにより設置されていた年と比べてホームランの数が減少することになります。今でも復活論などは頻繁に出ていますが、今後再び甲子園球場にまた設置される日は来るのでしょうか?今度の動向にも注目です。

ラッキーゾーンの動画

甲子園に設置されていたラッキーゾーンの動画はあまり多くはありませんが、こちらの動画をご覧ください。

これは高校野球ですが、甲子園球場で後に巨人で曲者として活躍することになる元木選手のホームランの動画です。ラッキーゾーンが設置されていることがわかります。

 

通常の外野フェンスよりも前にフェンスが見えると思いますが、それがラッキーゾーンになります。これがなかったら入っていないような打球もたくさんあります。そういう意味では多くの人に恩恵をもたらしたとも言えます。

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甲子園にあったラッキーゾーンで生まれたホームラン

この恩恵を受けてホームランを打った有名な選手は元木選手の他にもいます。

PL学園時代の清原選手。

同じくKKコンビとして活躍した桑田選手のホームランもラッキーゾーンで生まれています。このように、これがあった時には、後にプロ野球で活躍することになる高校球児がホームランを放っていました。意外と知らなかったという人も多いのではないでしょうか?

 

高校球児にとっても、外野フライになるのかホームランになるのかでは、精神的にも全然違うでしょうし、この出現によって色々なドラマが生まれたと言えるでしょう。これがなくなってしまったというのはとても寂しい気がします。

甲子園にあったラッキーゾーンについてのまとめ!

甲子園にあったラッキーゾーンとは、1947年にホームランが出やすくなるようにするために作られたもので、通常の外野フェンスの約20m前に人工的にフェンスを設置。

そのフェンスをノーバウンドで超えればホームランとされることになったものです。そのゾーンのことをそのように呼んでいました。

しかし、野球用品の品質が向上したことや、他にも大きな球場が建設されたことなどによりラッキーゾーンは撤去されました。あったことを知っているという人は少なくなっていることでしょう。

ラッキーゾーンとは
  • ホームランを出やすくするため、外野フェンス手前に設置されたゾーンのこと
  • 甲子園球場に設置され、ホームランが増えたことで多くのドラマを演出
  • 1991年に撤去された



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