石川の高校野球は私学2~3強と言われる時代が続いています。そんななかでも新興勢力の台頭が見られるようになり形勢は変化しつつあります。
また甲子園ではドラマを展開する主役として全国でも応援するファンが多いことも特徴です。参加校数は多くありませんが、内容の濃いゲーム展開やライバル関係に注目すると深い楽しみ方ができるでしょう。
- ドラマの主役 星稜高校
- 永遠のライバル 金沢高校
- 平成に躍り出た 遊学館高校
- パワーで勝負 日本航空石川高校
- 公立の意地 小松高校
⇒【高校野球】どこが強い県??甲子園で活躍している都道府県の特徴と実績などを紹介!
星稜高校
甲子園とえば欠かせない存在になっている星稜高校。
その名を全国に広めたのは箕島高校との延長18回の熱闘でしょう。
惜しくも敗れましたが、その後も両校の交流は続いていることや当時の星稜高校エースが審判員として甲子園に帰ってくるなどストーリーは事欠きません。
そしてゴジラ・松井秀喜の5打席連続敬遠など悲劇の印象がファンの心を打っています。
実力も備えていることは言うまでもなく、甲子園でも常に優勝候補とされていますがぜひその雄姿を見たいものです。
金沢高校
仏教系の私学で長い歴史を誇ります。大相撲で活躍した輪島の母校でもあります。
星稜高校とは常にライバル関係にあり、県大会の決勝で対戦することが地元ファンの常識になっています。甲子園ではセンバツ大会で中野投手が平成で最初で最後の完全試合を達成したことが大きな実績です。
全国の舞台ではあと一歩という印象が強いですが、好投手を育てる環境は他校にも劣らないため今後はさらに甲子園でも上位進出が期待されます。
遊学館高校
かつては女子校でしたが共学化して野球部創部1年あまりで甲子園出場を果たしました。この時はメンバーが1、2年生のみというチームでした。
強豪であった星稜中学の指導者が監督して率いており、有力選手が集まるなかで怖さを知らない球児の躍動が県内のファンにも衝撃を与えました。
この活躍で石川の高校野球は私学3強といわれるようになっています。星稜のクリーム色に対して桜色のユニフォームが特徴のチームが今後も盛り上げてくれると思います。
日本航空石川高校
名前の通り、航空従事者を育成する目的で設立された高校です。日本航空(JAL)とは直接関係はありません。
以前は山梨にある系列の日本航空高校が強豪でしたが、その後は石川校でスポーツを強化しています。
創部間もなくから県外選手も受け入れて上位進出を果たしていますが、卒業生ではプロ野球で首位打者となった角中勝也(地元出身)が有名です。
野球のスタイルは体格の良い選手がパワーで圧倒するようなイメージですが、ぜひ強い石川を全国でもアピールしてほしいです。
小松高校
県立の伝統進学校です。
県内の高校野球では私学優勢が定着していることや金沢市内にそれらの高校が集中しています。そのなかで地道な活動で全国の舞台にも顔を出したことがある小松高校。
甲子園では初戦敗退ながら、初出場時は強豪であった高知商に1点差そして次はお隣の富山代表と対戦して敗れるという結果でしたが何とも応援したくなるような戦いぶりです。
公立では実業系高校が上位に入ることが多いですが、伝統校としての意地を見たいです。
⇒高校野球の強豪校まとめ!都道府県ごとに学校の特徴などを紹介!
石川県の強豪校まとめ!
石川の高校野球はドラマティックな展開が似合います。
甲子園での有名な試合だけでなく、県大会でも決勝で大逆転劇が起こるなど何が起こるかわからない展開をはらんでいます。
これは強豪校も含めて、日々の鍛錬を積んでいることや精神的にも厳しい状況を打開するような底力を持っていることも影響しているのではと感じます。そのために、ぜひ県大会の戦いから注目してください。
- ドラマの主役 星稜高校
- 永遠のライバル 金沢高校
- 平成に躍り出た 遊学館高校
- パワーで勝負 日本航空石川高校
- 公立の意地 小松高校