大学野球

【大学野球】関西地区、チームの特徴と実績などを紹介!

大学野球の歴史、実績があるリーグは関東、特に東京に集中していますが次いで伝統を誇るのは関西のリーグです。

かつてはエリアの全大学が集約された組織でしたが、東京に負けない人気のリーグを創設したいという思いもあっていくつかのリーグに分かれた経緯があります。

高校野球が盛んな土地柄でもあるため、好素材の選手が多くいるうえに地理的に近い中・四国などからも集まって優秀な指導者によって玄人肌の名選手が育つ印象です。

古田敦也、宮本慎也、上原浩治、糸井嘉男など野球道を究めたような逸材を輩出しています。

関西の強豪校
  • 平成最初で最後の5冠 近畿大学
  • 全国大会での復活に期待 同志社大学
  • 全国舞台に帰ってきた 関西大学
  • 指導者を多く輩出 大阪体育大学
  • 京都の他校に負けない 佛教大学

【大学野球】各リーグのレベル、特徴をそれぞれ解説!

近畿大学(大阪府)

関西では古くから実力校として実績を残してきた近大は二岡智広らを擁した1997年に春秋リーグ、大学選手権、明治神宮大会そして廃止となったアマチュア王座決定戦(社会人野球日本選手権優勝チームとの対戦)を制して5冠を達成しました。

全国大会はともに神宮というアウェイで戦うなかでは非常に価値のある成績です。

関関同立という伝統校の揃う関西学生野球リーグにおいては徹底した練習で立ち向かうという構図になっています。

2000年代以降は他校が積極的に強化をしたことでやや低迷していましたが大学自体の人気も上昇していることからさらなる飛躍が期待されます。

同志社大学(京都府)

関西でもブランド校の1つである同志社大はラグビーでも全国を圧倒した時代がありました。野球においてもかつては東京六大学に対抗する存在として名を知られていました。

大学時代は投手も務めた田尾安志やミスター社会人・杉浦正則、名手・宮本慎也片岡篤史のPLコンビらでいずれの代も明治神宮大会優勝を果たしています。

その後は積極的な強化をしない時代もあって全国からは遠ざかりましたが2000年代以降は復活の兆しを見せ始めて小林誠司捕手(巨人)で神宮出場など同志社大の名前を野球で聞くことも増えてきました。

他のスポーツも含めて再び王座を掴む日はくるのでしょうか。

関西大学(大阪府)

かつては村山実、その後も山口高志という力投派が全国で優勝を遂げた歴史があり、関西の学生野球界では多くの出身者がいる関西大学。

しかし、その後は推薦制度の見直しや野球部寮を持たないなどの事情で他校に選手が流れたこともあって低迷期に入りました。

そのなかでも指導者では大阪桐蔭の西谷監督がOBであり、教え子の岩田稔投手は全国経験こそなかったもののプロ入りして飛躍。

以降は好投手が育つ兆候が見られており、神宮の地も踏んでいます。

全国にも卒業生や関係者が多い関西大学だけに昭和時代の栄光を知るオールドファンも期待しています。

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大阪体育大学(大阪府)

野球でいえば、名門・浪商高校の系列であり、またラグビーなど様々なスポーツも強い大体大は多くの指導者を西日本中心に輩出しています。

レジェンドといえるOB・上原浩治投手も当初は指導者を見据えて浪人からの入学でした。

それだけに野球部も部員が自主的にトレーニング方法を考えて練習に励んでおり、施設は他の名門校に比べると恵まれていないながらも粘り強い試合を展開しています。

所属するのは阪神大学野球リーグという少しローカルな環境ですが、関西国際大などプロ野球で活躍する選手を送り出すライバルも存在しておりレベルは高いため、全国の舞台でも上位常連になりつつあり優勝経験もあります。

佛教大学(京都府)

佛教大学は京滋大学野球リーグに所属しており、同じ京都にある同志社、立命館と比べるとやや地味な印象です。

しかし、90年代から暫くはリーグで敵なしの強豪として君臨してきました。

以降は京都学園大(現・京都先端科学大学)が強化をすると、佛教大は部内の不祥事もあってやや低迷しました。

高校時代は目立つ存在でない選手が多いチームですが、体制を立て直すと2019年の大学選手権では毎試合の逆転劇で東海大などを下し、同リーグで初めて準優勝の結果を収めました。

出身選手もほとんどが近畿エリアから集まっておりチームワーク重視の野球部はこれからの躍進が楽しみです。

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関西の強豪校まとめ!

関西の大学野球は伝統があり、東京の名門校と凌ぎを削ってきた歴史があります。

しかし、ラグビーなどと同様に関東圏の大学が積極的な強化に乗り出すと、地元の有力選手はそちらに流れてしまうため戦力的にはやや厳しい状況になっています。

そのなかで関関同立の名門校もスポーツ系学部を新設したり、大学をあげて運動部をバックアップするような施策を始めており全国舞台から遠ざかっていたチームも久々に登場する機会が増えています。

やはり、関西のファンは高校野球と同様に全国の頂点に立つことを期待しているのです。

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