プロ野球

【松井稼頭央】全盛期の成績から凄さを振り返る!

PL学園からドラフト3位で埼玉西武ライオンズに入団し、9年間を国内でプレイした後も大リーグのニューヨーク・メッツ、コロラド・ロッキーズ、ヒューストン・アストロズでもプレイ。

日本への復帰後は、東北楽天ゴールデンイーグルスと西武ライオンズでプレイし、2018年に現役を引退した松井稼頭央。

 

国内にとどまらず海外でも活躍し続けた松井の全盛期といわれる西武ライオンズ在籍時が、どれだけ凄いプレイヤーだったのかを成績とともに振り返って行きます。

松井稼頭央の凄さ~獲得した数々の賞とタイトル~

  • シーズンMVP:1回
  • ベストナイ:7回
  • ゴールデングラブ賞:4回
  • 盗塁王:3回
  • 最多安打:2回

特にベストナインの7回は連続での受賞であり、これは遊撃手としては最長の記録。また、7回という回数も遊撃手としては最多記録となっている。

そもそもベストナインとは、そのシーズンにおいて各ポジション別に好成績を残した選手の中から最高の選手を投票で選出する賞であり、それぞれのリーグで1名ずつ選ばれるもの。つまり、ベストナインはプロの中のプロを選ぶ賞と言っても過言ではない。

 

松井がどれだけ凄い選手だったのか。

 

現役の遊撃手におけるベストナインの最多受賞者は、読売ジャイアンツの坂本勇人。その坂本は4回ベストナインを受賞しているが、連続での受賞は1度もなし。

これに続くのが3回受賞している阪神タイガースの鳥谷敬。鳥谷は3年連続での受賞であるが7年連続受賞の松井には遠く及ばない。

パシフィックリーグでは2度受賞している福岡ソフトバンクホークスの今宮健太が最多だが、今宮もまた連続での受賞はなし。

このことからも全盛期の松井がいかに凄い選手であったのかを伺い知ることが出来る。

 

また、プロ野球選手会により2000年から行われていた「選手が選ぶ!ベストナイン」。

NPBによるベストナインやゴールデングラブ賞などが記者目線でのものであるのに対し、この「選手が選ぶ!ベストナイン」は、名前の通り選手自らがプロの目線でベストナインを選ぶというもの。

松井は2000年から西武を退団する2003年までの4年間、連続でパシフィックリーグ遊撃手部門の選手として選ばれている。

 

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松井稼頭央のシーズン成績で振り返る

西武ライオンズに入団した松井は、1年目こそ一軍での試合出場はなかったものの、2年目は69試合に出場し21盗塁(盗塁死はわずか1)を記録、3年目の1996年シーズンは開幕からレギュラーとして活躍した。この年は全130試合にフル出場し、打率はリーグ9位の2割8分3厘、盗塁50はリーグ2位の成績だった。

その後、レギュラーの座を不動のものとした松井は、3年目の1997年から西武を退団する2003年シーズンまでの7年間で連続してベストナインに選ばれる好成績を残しています。

 

西武ライオンズでの打撃成績(入団から大リーグ移籍まで)

試合 打数 安打 本塁打 盗塁 打率
1995 69 204 45 2 21 .221
1996 130 473 134 1 50 .283
1997 135 576 178 7 62 .309
1998 135 575 179 9 43 .311
1999 135 539 178 15 32 .330
2000 135 550 177 23 26 .322
2001 140 552 170 24 26 .308
2002 140 582 193 36 33 .332
2003 140 587 179 33 13 .305
通算 1159 4638 1433 150 306 .309

 

1997年からは7年連続でシーズン170本以上の安打を放つとともに打率3割以上の成績を残すだけでなく、同じく1997年からの3年間は連続で盗塁王を獲得。2002年にはトリプルスリーを成し遂げ、好打者としてだけではなく、長打力も併せ持つ最強の打者でした。

また、守備面においても1997年・1998年・2002年・2003年の計4度ゴールデングラブ賞を獲得するなど、走攻守3拍子を兼ね備えた日本一の遊撃手でした。

まとめ!

松井稼頭央の全盛期まとめ!
  • 走攻守の3拍子が揃った名プレイヤー!
  • ベストナイン7回連続受賞は遊撃部門で歴代最長・最多!

大リーグ移籍後も結果を残し、国内復帰後の楽天でもチームの主力メンバーとして成績を残し続けた松井稼頭央は、2019年は西武ライオンズの二軍監督としてその手腕を発揮している。

松井稼頭央は、データ上の数字はもちろんのこと、ファンや記者、そして同じ土俵で戦うプロの選手からも日本最強の遊撃手として選ばれ続けてきた最高のプレイヤーだったのです。



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