日本国内には多くの草野球チームがあり、全国各地で多くのプレイヤーが野球の試合を楽しんでいます。
中には、野球の経験がまったくない人や、1人で複数のチームに所属しているケースもあったりします。
プレイすることはとても楽しい草野球ですが、その裏にはチームを運営する方々の並々ならぬ苦労があることもまた事実です。
ここでは、これから草野球チームを作ろうと考えている方や、チームを作って間もない方々に向けて、チーム運営をする上で直面する課題を挙げながら解決案を提示していきたいと思います。
メンバーを集める
運営側がもっとも頭を悩ませる項目の1つと言えます。
チーム内に登録しているメンバーが50人以上いるチームでも、毎試合9人以上を集めるのは至難の業です。
人数が集まらない場合、相手チームに迷惑をかけることはもちろんのこと、リーグ戦やトーナメント戦などの場合は不戦敗となってしまい、不戦敗が続くとリーグから除外されたり、悪い印象がネット上に広まってしまい、今後のチーム運営に大きな影響を及ぼしてしまいます。
事前に知人・友人を仮登録しておく
もし、正規のメンバーが参加出来ない時のために、代理で参加してくれる方を事前に仮登録しておきましょう。公式戦の場合などは正式記録として認められない場合もありますが、エキシビジョンマッチとして試合を楽しむことは可能です。
SNSやインターネットを活用しよう
TwitterやFacebook、YouTube、チームHPなどを活用し、自チームを広くアピールしておくのも重要です。助っ人の募集も行うことが出来ます。
メンバーの中にこのようなことを得意としている方がいれば、是非お願いしてみましょう。
スケジュールを早く立てよう
アルバイトのシフト作成と同じように、早めにスケジュールを確定させましょう。
参加が出来ないメンバーがいた場合でも、代理を立てる時間を作ることが出来ます。
道具を揃える
野球というスポーツは、本当にお金のかかるスポーツです。
グローブやバットなど、個人が持ち寄ることによってそろえることが出来る道具があるのに対し、打者用のヘルメットやキャッチャーが使用するマスクやプロテクターなどは、そろえることが非常に難しい道具となります。
本格的なチームの場合は、道具の購入費をメンバーから集めることによってそろえることは可能ですが、リーグや団体に所属することなく野球を楽しみたい時にだけ活動するようなチームにとっては、とても大きな問題です。
レンタルショップを活用してみよう
「チームでそろえるにはお金がかかるし保管する場所もない」というチームにとってはレンタルショップがおススメです。
野球道具一式をセット価格でレンタルする業者や必要な道具を必要な数だけレンタルしてくれる業者もあります。
使用後もメンテナンスの必要がなく、気楽に借りることが出来るのも特徴です。
中古品を購入しよう
チーム内で資金を出し合って、ネットオークションなどでお値打ちに購入するのも良いでしょう。ヘルメットは複数をセットで出品している場合もあります。
ユニフォームを揃える
仲間内で野球をするのであればユニフォームまでそろえる必要はありませんが、公式戦はもちろんのこと、多くの場合は対戦相手を募って試合を行います。
運動着でも試合は出来ますが、ユニフォームを揃えることは最低限のマナーとも言えます。
練習用のユニフォームを使おう
スポーツショップには、野球の練習用として使用するユニフォームがあります。
少しでも費用を抑えるために、パンツは練習用のユニフォームを使用し、上着(TシャツでOK)や帽子はおそろいのものを購入しましょう。
ストッキングを揃えるコストを抑えるために、パンツはロング(スーパーロング)をおススメします。
チーム運営まとめ
メンバーを集める
知人・友人を仮登録しておく、SNSなどでチームPR、スケジュールを早く作る
道具を揃える
レンタルショップの活用、中古品の購入
ユニフォームを揃える
練習用のパンツ、おそろいのTシャツと帽子
ここまでは初期のチーム運営で直面する課題に対しての解決方法を説明してきました。
上記以外に、グランドを確保することも非常に難しい課題の1つとしてあげられますが、自チームでの確保が難しい場合は、グランドは確保できているものの対戦相手が見つからず困っているチームを探してみましょう。また、グランドの提供をSNSなどで呼びかけるのも1つの方法です。