野球における代打の代打とは、1度代打を告げた後に、その代打を告げた打者にさらに代打を送ることをいいます。
よく使われるケースとして、左の代打を告げたところで、相手が左投手を出してきた場合にまた代打を出すというものです。
どんな場面で使える戦術なのか
野球における代打の代打とは、1度代打を告げた後に、その代打を告げた打者にさらに代打を送ることをいいます。
よく使われるケースとして、左の代打を告げたところで、相手が左投手を出してきた場合にさらに代打を出すというものです。
相手の出方を見るということでは重要な作戦です。ベンチの中でも相手の戦力をしっかりと確認していて、右の野手が何人いるのか?左投手が何人いるのかを確認しています。この駆け引きをみてみるというのも面白いですよ。
代打の代打についてですが、これはそれぞれのチームの監督の考え方によっても異なります。左打者は左投手に不利と考えている場合には、このように代打の代打を起用することが多いです。実際には、左打者でも左投手を苦にしないという選手もいますので、監督の考え方によっても異なります。
代打の代打のルール
代打の代打のルールについてですが、1度代打を告げて、さらにその選手に代打を告げるという場合どうなるのでしょうか?
まず、1度代打を告げられた時点でその試合にあらためて代打などで出場するなどということはできません。代打とは、本来打席に入るべき選手に代わって打席に立つ人のことをいいます。投手のところで代打を送る、打撃の得意ではない選手のところで代打を送るというのが一般的です。打撃の得意な選手が代打として起用されるという場合が多いです。チームによっては試合の終盤などに、代打の切り札を起用するというチームもあります。
気になるのが代打の代打の代打というものは使えるのか?ということですが、そもそもプロ野球の試合にはベンチ入りできる選手の数が決まっています。そのため、1回の代打に3人以上の代打を使うということはほぼないといえます。普通は、代打の代打までです。
投手については代打の代打のように、1球も投げずに交代するということはできません。はっきりいって意味がないと言えるでしょう。個人的にはそのようなシーンをプロ野球でみたという記憶はありません。
代打の代打の戦略解説
このシーンの解説。代打の代打が送られる典型的なケースとも言えます。
1度代打を告げたところで相手ベンチが、左投手を起用してきたため、右打者で強打の垣内選手を代打の代打として起用。そして、その代打の代打作戦が見事に成功して、垣内選手がレフトへヒットを打ちチャンスを拡大することに成功しました。
この戦術が成り立つのは、右の強打者がベンチにいるからこそ成り立つ戦術です。チームによっては左の強打者が代打の切り札になっているというところや、左右の強打者がベンチに代打の切り札として控えているチームなどもあります。
このように、ベンチの中でも相手の控え投手や控え野手にどのような選手がいるのかをしっかりとチェックしていて、どの選手が出たら、どの選手を使うかなどの駆け引きを行いながら試合をしているというのがよくわかります。試合展開によって起用選手が違うというのも面白いですね。
代打の代打まとめ!
代打の代打とは、1度代打として起用した選手にさらに代打を出すということをいいます。
この代打の代打が使われるのは、1度代打を出した選手が左打者で、相手がそれに対して左投手を出してきた場合に、代打の代打として右打者が起用されるというパターンです。できるだけ自分たちのチームが有利になるようにしたいという思惑で行われます。
- 代打の代打とは、1度代打として起用した選手にさらに代打を出すということ
- まずは、代打を送り相手投手を引き出す。そこからその投手に対して有利な代打を送り込むという戦略
- 監督同士の戦略の駆け引きが見られ、非常に面白い場面の1つ