社会人野球

【社会人野球】大阪~近畿地方、チームの特徴と実績などを紹介!

大阪を含めた近畿地区はやはり野球が盛んな土地柄もあって古くから多くの強豪社会人野球チームが活動してきました。

やはりチーム数の減少もあって、2000年代以降は1つの地区として予選を戦いますがそれまでは京都、大阪、和歌山、兵庫など変遷はあれど複数の地区代表をそれぞれに選出するほど実力派チームが揃っていました。

一時は都市対抗で関東勢に優勝をさらわれる時期もありましたが2010年代に入って再び覇権を取り戻しています。

大阪、近畿の社会人チーム
  • 悲願の初優勝を遂げた 大阪ガス
  • 社会人野球屈指のスター軍団 日本生命
  • みなぎるエネルギー パナソニック
  • 名門の力を見せつけたい NTT西日本
  • 京都を代表する意地 日本新薬

大阪ガス

関西エリアではお馴染みの地域密着企業で、一時期休部期間があったものの80年代からは全国でも上位に進出する強豪として知られる存在になりました。

プロ野球には能見篤史投手を送り出し、同じ阪神で活躍する近本光司選手も出身です。

その近本が活躍した2018年の都市対抗野球では盤石の投手陣を中心にした試合運びで悲願の初優勝を遂げました。

数年前の不祥事を乗り越えて新たなチームづくりを続けてきたなかでの栄冠であったために会社、関係者を含めて盛大な祝福を受けていました。

日本生命

既に以下の記事で紹介した通り、社会人野球では屈指の名門チームです。

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入部する選手は大学野球出身者がほとんどですが東京六大学や関西地区など全国の各チームで活躍したスター選手が揃います。

そのため、かつては五輪代表選手も複数送り出している盟主でした。

その分、練習の厳しさや妥協を許さない試合運びはアマチュア球界では随一のチームといえるでしょう。常に全国制覇を見据えたチームづくりは目が離せません。

パナソニック

松下電器時代から近畿地区を代表する存在として数々の選手を輩出してきました。

また戦績面では地元大阪で開催される日本選手権では複数の優勝、準優勝経験を持っている実力派です。

また歴史のある社会人野球チームとしてはいち早く元プロ野球選手の受け入れも始めて、元阪神の梶原康司は長く4番を打って大黒柱となると引退後は監督も務めました。

ラグビー、バレーボールなども各リーグで優勝を狙える存在ですが、野球部も悲願の都市対抗野球制覇に向けて戦力を整えています。

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NTT西日本

電電近畿として活動を始めてから60年以上の歴史を持つ伝統チームです。

1999年にグループ再編によって東海、北陸~九州までの数チームを統合して再出発すると暫くは苦戦するものの、2005年の日本選手権では岸田護(オリックス)、脇谷亮太(元巨人)などの活躍で優勝し、5人の選手がドラフト指名を受けました。

その後も戸柱恭孝大城卓三と続けて即戦力の捕手をプロに送り出すなど充実の戦力を誇っています。

グループ内のライバルともいえる東日本は毎年優勝に近い位置まで進出しているだけに負けられない戦いが続きます。

日本新薬

1955年創部の歴史を誇るチームで、やはり他企業の活動休止が続いた京都では全国大会に進出が望めるチームとしては抜けた存在になっています。

話題としては女優・吹石一恵の父親で元近鉄の吹石徳一氏がOBという縁から指導にあたり、監督も務めました。

その指導も受けた倉本寿彦はプロ入りしてすぐに活躍しましたが、戦力面では2010年以降から積極的に大学野球界の実績ある選手を出身地域に拘らずに採用して実績につなげています。

投手では榎田大樹(阪神~西武)の弟・宏樹投手が長らく大黒柱として健在であり、悲願の全国制覇(都市対抗か日本選手権)も目前です。

大阪、近畿の社会人チームまとめ!

社会人野球の2大大会といえる日本選手権は関西での開催であるためか、優勝経験を持つチームが多く存在します。

一方で都市対抗野球になるとやはり関東勢の力の入れようも相当であるため、準決勝以降での戦いがカギになるようです。

やはり、近畿地区の実力を示すためには都市対抗で熱い戦いを見せて欲しいものです。

かつての名門・住友金属(和歌山)はいませんが、兵庫には三菱重工神戸・高砂、日本製鉄広畑という名門も健在で、ミキハウスは大阪を拠点に野球部を復活させるなど、まだまだ激戦区の様相を呈しています。



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